小児科の診察をよりスムーズに進めるためには、いくつかの準備をしていただけると助かります。今回は、小児科医が特に喜ぶ3つの持ち物をご紹介します。
小児科受診で持ってきてくれると嬉しいもの
3つあります。
1. おくすり手帳
おくすり手帳は、現在使用している薬の種類や履歴を確認するために非常に役立ちます。
診察時に薬の形やキャップの色だけでは、正確な薬の名前を特定することが難しい場合があります。おくすり手帳を持参いただけると、薬の情報を正確に把握でき、診察や処方の際にとても役立ちます。
2. 母子手帳
母子手帳は、予防接種の際に使うものというイメージが強いかもしれません。しかし、小児科では、以下のような状況で母子手帳が役立つことがあります。
- 生まれた時の状況を確認する場合
- 過去の予防接種歴を確認する必要がある場合
予防接種以外の診察でも母子手帳を持ってきていただけると、スムーズに診察を進められることが多いです。特に小学校高学年以上の方が受診する時、母子手帳を持参されない方が多いと思います。水痘やおたふくかぜなど、予防接種歴が診断の助けとなる疾患もあります。お子様がクリニックを受診する際にはぜひ母子手帳をご持参ください。
3. 症状の写真や動画
診察室に入った時に症状が一時的に収まっているというケースは少なくありません。
例えば以下のような場合、症状の記録が診察の助けになります。
- 皮膚症状(発疹など)
- 咳や痙攣の様子
スマートフォンなどで症状の写真や動画を撮影し、診察時に見せていただけると、より正確な診断につながります。
まとめ
これらを持参いただけると、小児科医は患者様の状態をより把握しやすくなり、診察もスムーズになります。ぜひ次回の受診時に参考にしてください!