
暖かくなると気になるのが「蚊に刺されたときの腫れ」。
特に子どもの場合、「大人よりも腫れがひどい気がする…」と感じる保護者の方は多いのではないでしょうか。
実は、蚊に刺されたときの反応の出方は年齢によって違うのです。この記事では、その理由と注意点について解説します。
蚊に刺されたときの反応の種類

蚊に刺されると、体は蚊の唾液成分にアレルギー反応を起こします。その反応には大きく2種類があります。
- 即時型反応:刺されてすぐに赤く腫れてかゆくなる
- 遅延型反応:刺された翌日〜2日後にかゆみや腫れが強く出る

年齢による反応の違い

子どもの体は大人と比べて反応の仕方が異なります。
- 👶 新生児 … 反応が出にくい
- 👧 乳幼児期 … 遅延型反応が強く出やすい
- 👦 小学生ごろ … 即時型+遅延型の両方が出やすい
- 👵 高齢者 … どちらの反応も出にくくなる傾向
つまり、子どもが蚊に刺されて大人よりも腫れが大きいのは「異常」ではなく、年齢に応じた体の反応なのです。
受診が必要なケースは?

多くの場合は数日で自然におさまりますが、以下のような場合には小児科の受診をおすすめします。
- 腫れやかゆみが強くて夜眠れない
- ジュクジュクして膿んでいる
- 赤みや腫れが広がっている
- 発熱や全身の調子が悪い
まとめ:子どもの蚊の腫れは「成長過程の一部」
「子どもが蚊に刺されると腫れがひどい」と心配になる方も多いですが、多くは成長過程で見られる自然な反応です。
ただし、痛みや化膿を伴うときは皮膚炎や二次感染の可能性もあるため、早めの受診が安心です。
おぎくぼ小児科では365日診療を行っており、蚊の腫れや皮膚トラブルについてもお気軽にご相談いただけます。