
保護者の方からよくいただく質問に、

「小児科を受診できるのは何歳までですか?」



「何歳からは内科に行けばいいのですか?」
というものがあります。
今回は、この疑問について日本小児科学会の見解をふまえ、当院の方針をご紹介いたします。
一般的な小児科の診療年齢


多くの小児科では、診療対象の年齢を「15歳まで」としていることが一般的です。
このため、中学生までを小児科、それ以降は内科へ、と説明を受けたことがある保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
当院の診療年齢


おぎくぼ小児科では、20歳までの方を診療対象としています。
高校生や大学生になっても、子どもから大人へ移行する時期は体や心の発達がまだ安定していないことも多く、思春期特有の健康問題や小児期から続く持病のフォローが必要な場合があります。
また、小児期から続く持病を内科の先生にバトンタッチするのに時間が必要な場合もあります。
日本小児科学会の提言


日本小児科学会は公式ホームページの中で次のように提言しています。
小児科医は子ども達が成人するまで見守ります
日本小児科学会では、小児科が診療する対象年齢を、現在の「中学生まで」から「成人するまで」に引き上げること、そして、その運動を全国的に展開することを、平成18年4月に決定しました。これまで小児科に通院していた15~20歳の方はもちろん、これまで小児科に通院していなかった15~20歳の方も、どうぞ、気軽に小児科医に御相談下さい。小児科医は、積極的に診察して参ります。
引用元:日本小児科学会ホームページ
この指針に基づき、当院では20歳までの方を小児科で診療し、疾患だけでなく成長や発達を総合的にサポートしていきます。
また、当院では付き添いでご来院された保護者の方の診療も同時に行うことが可能です。(風邪症状のみとなります。糖尿病や高血圧など、保護者の方の持病については内科のかかりつけ医にご相談ください。)
まとめ
- 一般的な小児科の診療年齢は15歳まで(のことが多い)
- 当院では20歳まで診療可能
- 小児科学会も「成人になるまでは小児科で」と提言
思春期から成人になるまでの過渡期は、身体的にも精神的にも大きな変化がある時期です。安心して相談できる場として、おぎくぼ小児科を引き続きご利用いただければと思います。



