
🌀 【台風が喘息発作を引き起こすことがある?】
●台風と喘息の関係
台風が近づくと「子どもの喘息の症状が悪化しやすい」と感じる保護者の方は少なくありません。
実際に、台風や急な天候の変化は喘息の発作を
引き起こすきっかけになることがあります。
●なぜ台風で喘息症状がでやすくなる?
・気圧の変化
台風が接近すると気圧が下がります。
気圧の低下は気管支の収縮を促し、咳やゼーゼーといった
喘息症状を悪化させることがあります。
・湿度の上昇
湿度が高まるとダニやカビが増えやすくなり、
アレルギーの原因物質(アレルゲン)が増加します。
これが気道を刺激して喘息症状を誘発することがあります。
・気温差
台風前後は気温が大きく変わりやすく、
冷たい空気が気道に入ることで症状が出やすくなります。
・空気中の粒子
強風によって花粉やほこり、
排気ガスなどの微粒子が
舞いやすくなり、
気道への刺激になります。
●ご家庭での対策
・天気予報を確認し、台風や低気圧が近づくときは
発作の前兆(咳、軽いゼーゼー)に注意 してください。
・医師から処方された
予防薬や吸入薬を指示どおり継続 しましょう。
・症状が出やすい時期は、外出を控え、
室内を清潔・換気してアレルゲンを減らす。
・発作様の症状がでたときは無理せずに受診し
早めの対応・治療を行う。