身長と思春期の外来

おぎくぼ小児科では、お子さまの成長とホルモンの病気を専門的に診療する「身長と思春期の外来」を行っています。低身長(身長が低い・伸びない)、思春期が早い、思春期が遅いといった症状を対象に、成長ホルモン分泌不全性低身長症、SGA性低身長症、思春期早発症、思春期遅発症などの診療を行います。「うちの子、身長が低いかも?」「胸のふくらみが早い気がする」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

このような症状はご相談ください

低身長(身長が低い・伸びが悪い)

  • 学校・園の健診で低身長を指摘された
  • 同じ学年のお子さんと比べて頭ひとつ分小さい
  • 身長が同性・同年齢の子どもより低い
  • 成長曲線のカーブが下向きに標準から離れていく

身長は「今の低さ」だけでなく「伸び方の変化」も大切なサインです。伸びが急に悪くなった場合は、甲状腺などホルモンの病気が隠れていることがあります。

思春期が早い(思春期早発症の心配)

  • 女の子:7歳6か月より前に胸がふくらみ始めた
  • 女の子:8歳より前に陰毛や腋毛が生えてきた
  • 女の子:10歳6か月より前に月経(生理)が始まった
  • 男の子:9歳より前に精巣(睾丸)が大きくなってきた
  • 男の子:10歳より前に陰毛が生えてきた
  • 男の子:11歳より前にひげ・腋毛・声変わりがみられる
  • 幼児期〜小学校低学年で急に身長が伸びてきた

思春期が早く始まると、一時的に身長は伸びるものの、骨の成熟が早く進むため最終的な身長(成人身長)が低くなることがあります。また、まれに脳や卵巣・精巣・副腎の病気が原因のことがあるため、早めの評価が大切です。

思春期が遅い(思春期遅発症の心配)

  • 女の子:13歳になっても胸のふくらみがみられない
  • 女の子:15歳になっても月経(生理)が始まらない
  • 男の子:14歳になっても精巣が大きくならない・体つきが変わらない
  • 周りの子は声変わりや体の変化が始まっているのに、変化がみられない

体質的に思春期がゆっくりなだけの場合も多いのですが、ホルモンの病気が原因のこともあるため、鑑別のための評価をおすすめします。

対象となる主な疾患

成長ホルモン分泌不全性低身長症

脳の下垂体から出る成長ホルモンの分泌が不足するために、身長の伸びが悪くなる病気です。低身長(-2SD以下)に加えて、成長の伸び率の低下がみられる場合に疑います。診断が確定した場合、成長ホルモン治療(自己注射)の対象となります。確定診断に必要な成長ホルモン分泌刺激試験(負荷試験)や他の病気を除外するためのMRI検査などは、近隣の高次医療機関にご紹介いたします。

当院の診療で完結させることはできませんが、より詳しい検査が必要かどうかを身近なクリニックで評価させていただきます。

SGA性低身長症

SGA(Small-for-Gestational-Age)とは、在胎週数のわりに小さく生まれた(出生時の身長・体重が基準より小さい)ことを指します。多くのお子さんは3歳までに標準の身長に追いつきますが、3歳になっても追いつかず低身長が続く場合は「SGA性低身長症」として、成長ホルモン治療の対象となることがあります。

思春期早発症

思春期の体の変化(乳房発育、精巣の増大、陰毛、初経、声変わりなど)が、標準より早く始まる病気です。思春期の体の変化は骨の成熟時期と深く関わっており、思春期が早く始まる人は骨の成熟も早く進みます。骨の成熟が早く進むことで最終身長が低くなる可能性があるほか、原因として脳腫瘍などの病気が隠れていないかの確認が重要です。治療が必要な場合は、思春期の進行をゆるやかにするホルモン治療が行われます。

思春期遅発症

女の子で13歳を過ぎても乳房発育がない、男の子で14歳を過ぎても精巣の増大がみられないなど、思春期の始まりが標準より遅い状態です。体質的なもの(体質性思春期遅発症)が多くを占めますが、ホルモンを出す機能の病気(低ゴナドトロピン性性腺機能低下症など)との見きわめが必要です。

診察・検査の流れ

身長と思春期の外来は完全予約性です。WEB予約をご利用ください。

予約後は受診日前日までにWEB問診をご入力ください。特に、身長が低いことで受診される場合は今までの身長、体重の推移が非常に大事です。出生時から、現在までの身長と体重の推移を集めていただき、ウェブ問診で入力していただきます。

受診前

  1. 出生時の状況、これまでの成長の経過、ご家族の身長・思春期の時期などをWEB問診にご入力ください
  2. 母子手帳や学校・園の身長体重の記録をもとに、WEB問診の中で成長曲線を作成します

WEB問診で身長、体重の推移がわからないと初診時にできることが非常に少なくなります。身長と体重の毎年のデータを持参の上、再診していただくこととなります。ご注意ください。

診察時

  1. 身長・体重の計測、思春期の進み具合(二次性徴)を診察します
  2. 成長曲線を確認します
  3. 当院での経過観察、または専門施設へのご紹介をご案内します

高次医療機関受診後

状態が安定しており、当院で対応可能であれば当院で治療を行うことも可能です。ご相談ください。

当院で実施していない検査について

当院では、レントゲン検査(骨年齢の評価)、MRI検査、ホルモン負荷試験は実施しておりません。これらの検査が必要と判断した場合は、近隣の高次医療機関(大学病院・総合病院の小児科)へご紹介いたします。紹介後も、当院で診療情報を共有しながら連携してお子さまの成長を見守ります。

診療日・ご予約方法

身長と思春期の外来は専門外来枠での診療です。

受診時にお持ちいただきたいもの

  • 母子健康手帳
  • 学校・園の身長と体重の記録(WEB問診で画像データを提出していただきますが、ピンボケなどで判読不可能な場合は現物を確認させていただくこともございます)
  • 保険証(マイナ保険証)・医療証
  • 紹介状(お持ちの場合)

身長と体重の記録は、いつの時点のものでも多いほど診断の助けになります。成長曲線を記入してからご来院ください。

よくあるご質問

Q. どのくらいの低身長なら受診したほうがよいですか?

身長が同性・同年齢の平均より2SD以上低い場合(成長曲線の一番下の線を下回る場合)や、成長曲線のカーブが下向きに離れていく場合は受診をおすすめします。とはいえ、これらは保護者の方が判断するのは難しい場合が多いです。判断に迷う場合も、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

小児内分泌外来の診療は保険診療です。お住まいの自治体の子ども医療費助成(医療証)の対象となりますので、自己負担は原則ありません(自治体により異なります)。

Q. 成長ホルモン治療が必要と言われたら、どこで治療しますか?

診断に必要な負荷試験と治療の開始は、近隣の高次医療機関で行います。その後の通院先については、病状や治療内容に応じて、ご家族、高次医療機関と相談しながら決めていきます。

Q. 思春期が早いと、何が問題なのですか?

骨の成熟が早く進むため、最終的な大人の身長が低くなる可能性があります。また、体の変化が早いことによるお子さんの心理的な負担や、まれに脳などの病気が原因となっている場合があることも、早めに評価をおすすめする理由です。

Q. 予約なしでも相談できますか?

小児内分泌外来は専門外来枠のためご予約をお願いいたします。

Q. 何歳から相談できますか?

何歳でもご相談いただけます。

お子さまの成長は、あとから取り戻すことが難しい場合があります。「様子を見ていて大丈夫かな?」と迷ったときが、ご相談のタイミングです。荻窪・杉並区周辺で低身長や思春期のご心配がある方は、おぎくぼ小児科の身長と思春期の外来までお気軽にお問い合わせください。

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所在地

〒167-0043

東京都杉並区上荻1-21-21

SYMPHONY MARE 1階

・荻窪駅西口から徒歩4分
・駐輪場完備
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・駐車場はありません。
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