胃腸炎にはインフルエンザのような明確な登園基準、登校基準というものがありません。
学校保健安全法では「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」と記載がありますが、こう言われても具体的にどのような状態かわかりません。本記事では胃腸炎と診断された後、登園、登校の再開基準について一つの目安をご説明いたします。
登園、登校基準
以下の5点すべてクリアしていれば登園、登校して良いでしょう。
- 嘔吐、吐き気がおさまっていること
- 食事がいつも通り摂取できること
- 下痢が頻回でないこと
- 熱がないこと
- 通常通り日常生活が送れていること
嘔吐、吐き気がおさまっていること
吐物から周囲に胃腸炎を感染させてしまうだけでなく、嘔吐、吐き気がある時はとても辛い状態です。自宅でゆっくり休ませてあげましょう。
食事がいつも通り摂取できること
食事は元気の源です。通常通り食事が摂取できていることを確認してから登園、登校再開しましょう。食事が摂取できない園、学校での生活も通常通り送ることができません。
下痢が頻回でないこと
下痢の回数が増えている時は自宅で経過をみましょう。下痢から周囲に感染させてしまうこともあります。ただし、完全に下痢が改善するまでには時間がかかります。下痢が改善傾向で、トイレに駆け込むような状態でなければ多少下痢が残っていても登園、登校の再開は可能です。
熱がないこと
解熱剤を使わずに37.5度未満の平熱を24時間維持できることを確認してから登園、登校再開しましょう。
胃腸炎に限らず、子どもの熱は1日の中で上がったり下がったりします。朝起きた時に解熱していても、登園、登校してから再度発熱するかもしれません。24時間発熱がないことをしっかり確認することが大切です。
通常通り日常生活が送れていること
園生活、学校生活を不自由なく送れることが何より大切です。上記の症状がなくても元気がなければ登園、登校は控えましょう。
当院の受診の流れ
初診の方も再診の方もウェブからご予約できます。診察に関してはご予約なしでも受診できますが、ご予約された方を優先させていただきますので、順番が前後する可能性があります。
WEB問診をご利用ください。
初診の方からWEB問診をご利用いただけます。来院前にWEB問診を済ませることで待ち時間の短縮につながります。来院時にWEB問診がお済みでない場合は院内でWEB問診を行なっていただきます。WEB問診が終わっている方を優先して診察室へご案内いたします。順番が前後する可能性があるため、あらかじめご了承ください。
予防接種の方はWEB問診必須となります。WEB問診を予約時に行わないとワクチンの在庫の関係上、ご来院時に予防接種を打てない可能性がございます。くわしくはこちらをご覧ください。
小児科診察
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予防接種
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※任意接種の場合は予診表は不要です。
乳幼児健診
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小児科診察と予防接種
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※任意接種の場合は予診表は不要です。 - お薬手帳
小児科診察と乳幼児健診
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小児科診察と予防接種と乳幼児健診
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- 予防接種の予診表(定期接種のみ)
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受付で予約している旨をお伝えください。感染対策で待合室を分けているため、適切な待合室をご案内させていただきます。
順番まで待合室でお待ちいただきます。
当院では感染対策の一環として下記のように待合室を分けております。
- 風邪症状(発熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢など)を有する方 一般待合室
- 上記症状のない方 特別待合室
※特に感染力の強い疾患が想定される場合、感染に弱い立場の方(新生児等)は隔離室をご案内することがございます。
※緊急性、診療内容、WEB問診の内容等により順番が前後する可能性がございます。
予防接種を受けた方は副反応の可能性を考慮し、予防接種から15分以内はすぐに院内に戻って来られる場所にいていただくようお願いいたします。