シンガポールへの旅行・赴任・子連れ渡航を予定している方へ。おぎくぼ小児科では、麻しん・風しんなどの接種歴の確認と、A型肝炎・B型肝炎などの予防接種に対応しています。渡航に向けて接種を整えたい方は、当院へご相談ください。
シンガポールだけに短期間滞在する場合と、周辺国にも足を延ばす場合では、接種の考え方が変わります。必要なものを選べるよう、これまでの接種記録と旅程をご用意ください。
シンガポール渡航前に当院で確認するワクチン
当院で取り扱う予防接種のうち、渡航前に確認したい主な項目をまとめました。表にあるすべてを接種する必要はありません。接種歴、年齢、滞在先、活動内容に応じて選びます。「推奨される接種」と「入国に必要な接種証明」は別のものです。
| ワクチン・対象疾患 | 接種を考える目安 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| A型肝炎 | 未接種の方は接種を検討 | 飲食物を介する感染への備え。短期旅行も相談対象です。 |
| B型肝炎 | 未接種者は年齢に応じて相談 | 乳幼児期や過去の渡航時の接種記録を確認します。未接種の場合は年齢やリスクに応じて検討します。 |
| 腸チフス | 滞在条件に応じて検討 | CDCは長期滞在、親族訪問、安全な水や衛生環境が確保しにくい行程などで検討しています。 |
| 狂犬病 | 特別な接触リスクがある場合に相談 | コウモリなどとの接触を伴う活動や周辺国での活動がある場合に相談します。 |
| 麻しん・風しん(MR)、水痘、おたふくかぜなど | 渡航先を問わず接種歴を確認 | お子さまも大人の方も、必要回数が済んでいるか確認します。 |
| 破傷風・ジフテリア・百日咳、ポリオなど | 年齢・接種歴に応じて確認 | 定期予防接種を確認します。使用する製剤もご相談ください。 |
インフルエンザ・新型コロナの予防接種も、年齢や持病、渡航時期に応じて検討します。ワクチンの対象年齢・製剤・在庫は、ご予約時にご確認ください。
旅程に合わせて、必要な接種を準備しましょう
シンガポールのみの短期旅行
まずは麻しんなどの接種が済んでいるかを確認し、未接種のA型肝炎・B型肝炎を検討します。日本脳炎や狂犬病などを、東南アジアという理由だけで一律に追加する必要はありません。
赴任・留学と周辺国への旅行
マレーシアやインドネシアなどへ出かける予定があれば、その活動も当院へお知らせください。腸チフスは長期滞在や衛生環境などに応じて検討します。学校の接種証明も、出発前に指定書類を確認して準備しましょう。
お子さまの渡航・家族での接種について
現地校の書類に「MMR」と書かれている場合は、日本のMRワクチンだけで必要な成分がそろっているかを確認する必要があります。MMRにはおたふくかぜも含まれるため、MRとおたふくかぜの両方の記録を当院へお持ちください。
当院では大人の方も単独で予防接種を受けられます。お子さまの付き添いとは別に、ご自身の渡航前接種を希望する方もお問い合わせください。
渡航前のワクチンは、いつから準備すればよい?
できれば出発3か月以上前を目安に、接種の準備を始めましょう。複数回の接種が必要なものや、取り寄せに時間がかかるものがあります。留学の書類提出期限が出発日より早い場合は、その期限から逆算することも大切です。
出発まで時間がない方も、まずお問い合わせください
急な出張などで日数が限られている場合は、出発日と希望する接種を当院へお伝えください。すべての接種を渡航前に終えられない場合でも、今できる対策と、その後に続ける接種を確認します。接種回数や間隔は製剤によって異なるため、海外の接種日程をそのまま当てはめないようにしましょう。
入国時の接種証明・当院以外で確認が必要な接種
シンガポール入国管理庁(ICA)は、到着前6日以内に黄熱リスク国を訪れた人などに有効な接種証明を求めています。対象国で12時間を超える空港乗り継ぎも確認対象です。対象国、年齢、例外、証明書がない場合の取扱いはICAの案内で確認してください。
黄熱の接種が必要な場合は、検疫所などの指定接種機関での準備が必要です。当院で扱う渡航ワクチンと同じ予約で完了するとは限りません。経由国を含む条件を出発前に確認してください。
おぎくぼ小児科でのご予約と接種までの流れ
1.渡航先・出発日・接種記録を準備する
予約・お問い合わせの際は、海外渡航前の予防接種をご希望であることをお伝えください。必要なワクチンが決まっていない場合や、出発が迫っている場合は、事前に当院へご相談ください。
- 渡航する国・都市、経由地、出発日と帰国予定日
- 旅行・出張・赴任・留学などの目的と、現地での活動
- 母子健康手帳や過去の予防接種の記録
- 学校・勤務先の指定書類と提出期限(必要な方)
2.予約とあわせてWEB問診に回答する
当院ではWEB・電話・院内で予防接種の予約を受け付けています。予防接種はWEB問診への回答が必要です。予約の際にご入力ください。ワクチンによっては取り寄せが必要となり、直前の予約・問診では接種日に入荷が間に合わない場合があります。
3.診察で接種内容を確認する
ご来院時に接種記録をお持ちください。年齢、これまでの接種、体調などを確認したうえで接種を行います。妊娠中・妊娠の可能性がある方、免疫を抑える治療中の方、過去に強いアレルギー反応があった方は、あらかじめお知らせください。
複数回の接種が必要なワクチンは、使用する製剤と出発日を踏まえて次回以降の日程も確認します。在庫と診察結果によっては、ご希望日に接種できない場合があります。
接種費用・英文の接種記録について
費用はワクチンの種類と必要な回数で変わります
渡航目的の任意接種は原則として自費です。掲載料金は1回あたりの金額で、必要な回数や書類発行の有無によって総額が変わります。お子さまの定期接種など、公費の対象に当たるかどうかは年齢や接種条件を確認します。
ワクチン接種・書類発行の料金は変更になる場合があります。最新の料金は、当院の料金表をご確認ください。
英文ワクチンレコードをご希望の方へ
当院では、日本語・英語のワクチンレコードを発行しています。お渡しまで1週間ほどお時間をいただきます。留学先や勤務先の指定書類がある場合は、対応できる内容と必要な記録を事前にご確認ください。
よくあるご質問
接種証明が入国に不要なら、ワクチンは受けなくてもよいですか?
入国書類の条件と、ご自身を感染症から守るための接種は別です。当院では接種歴を確認し、今回の旅程で検討するワクチンについてご相談いただけます。
何を接種すればよいか決まっていなくても相談できますか?
渡航先、出発日、滞在期間、接種歴を添えて当院へお問い合わせください。必要なワクチンの確認から始めましょう。特殊な旅程や当院で取り扱いのないワクチンについては、専門施設での確認が必要な場合があります。
ワクチンを受ければ、現地での感染対策は不要ですか?
接種後も、安全な飲食物を選ぶこと、防蚊対策、動物に触れないことが大切です。ワクチンだけですべての感染症を予防することはできません。狂犬病の事前接種を受けていても、動物に咬まれた後は現地ですぐに受診してください。
杉並区・荻窪で渡航前のワクチン接種をご希望の方へ
シンガポールへの渡航準備は、接種記録を確認するところから始めましょう。必要な接種や予約について迷う方は、出発日と旅程を添えておぎくぼ小児科へお問い合わせください。
おぎくぼ小児科は、荻窪駅西口から徒歩4分、東京都杉並区上荻1-21-21 SYMPHONY MARE 1階にあります。平日・土日祝日の診療時間内に予防接種を行っています。ご希望のワクチンの準備が必要なため、予約とWEB問診は余裕をもってお済ませください。
参考資料
- CDC:シンガポールの渡航者向け情報
- CDC:子どもの渡航前ワクチン
- CDC:狂犬病
- 厚生労働省:MRワクチン
- FORTH:黄熱の接種証明と推奨状況
- シンガポールICA:黄熱接種証明
- 厚生労働省検疫所FORTH:海外渡航のためのワクチン
- おぎくぼ小児科:予防接種
- おぎくぼ小児科:料金表
- おぎくぼ小児科:予約について
情報確認日:2026年10月20日
