アデノウイルスは67以上の種類があり、引き起こす症状が異なります。
潜伏期間は大体5~7日間で、飛沫(咳や鼻水など)、接触(ウイルスが付着した手を触るなど)で感染します。
子どものアデノウイルス感染症で代表的なものに咽頭結膜熱(プール熱)があります。
咽頭結膜熱、プール熱
咽頭結膜熱とプール熱は同じ病気です。咽頭結膜熱が正式な名称ですが、7~8月に流行することが多く、プールで感染することが多かったためこの名前がつきました。しかし、プールだけで感染するわけではありません。一般的な風邪同様、咳や鼻水を吸い込んだり、ウイルスが付着した手と手が触れることでも感染します。また、夏以外でも発生します。2023年は季節外れのアデノウイルスが大流行しました。
症状
発熱、頭痛、食欲低下、倦怠感、のどの痛み、目の赤み、めやになどが出現します。発熱は3~5日でおさまることもありますが、7日程度続くこともあります。
アデノウイルスは多くの種類があり、症状も多様です。目の症状のみのことや、下痢などの胃腸炎症状が強く出ることもあります。症状のみでアデノウイルスかどうかを推定することが難しいこともあります。周囲での流行状況はアデノウイルスを疑うきっかけにもなります。保育園や幼稚園、学校で流行している感染症がないか、問い合わせてみてください。
診断
迅速抗原検査で診断することができます。のどの奥を綿棒でこすって検査を行います。
治療
アデノウイルスをやっつける治療法はありません。症状に合わせたお薬を使い、症状が改善するのを待ちます。目の症状が強い場合は眼科への受診が必要となることもあります。
登園・登校基準
咽頭結膜熱は出席停止期間の定められている疾患です。主な症状が消失してから2日を経過するまでは出席停止とされています。登園届・登校許可証などの提出を求められることもあります。
参考文献
当院の受診の流れ
初診の方も再診の方もウェブからご予約できます。診察に関してはご予約なしでも受診できますが、ご予約された方を優先させていただきますので、順番が前後する可能性があります。
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小児科診察
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予防接種
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乳幼児健診
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受付で予約している旨をお伝えください。感染対策で待合室を分けているため、適切な待合室をご案内させていただきます。
順番まで待合室でお待ちいただきます。
当院では感染対策の一環として下記のように待合室を分けております。
- 風邪症状(発熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢など)を有する方 一般待合室
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※特に感染力の強い疾患が想定される場合、感染に弱い立場の方(新生児等)は隔離室をご案内することがございます。
※緊急性、診療内容、WEB問診の内容等により順番が前後する可能性がございます。
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